chibatti21のブログ

キャンピングカーいじりの備忘録・他

サブバッテリー関連(過去アクティビティ)

キャンピングカーのサブバッテリーですが、中古購入時は鉛蓄電池90Ahx2基でした。

走行充電装置は、バンテック純正でした。車のIGN信号でリレーを駆動して、エンジンがかかっているときにはメインバッテリーとサブバッテリーを直結するというものです。

購入後しばらくはそのまま使っていましたが、気になりだしたのは平日の駐車場での保管時の挙動です。

当方のコルドバンクス、太陽電池もついている個体なので週末に出かけるとき以外は常にサブバッテリー側が充電されます。晴れの日が3日あればサブバッテリーはほぼ満充電という感覚です。

それに対してメインバッテリーは1週間駐車しているとそれなりに待機電力で消耗してくるような感じでした。2週間置いとくとやばいかも…状態です。

そこで2段階に分けてDIY実施しました。

 

① リレー(「走行充電」)をDual Battery Isolatorに交換

Aliexpressで140AのVSRを購入。メインバッテリー系統ラインとサブバッテリー系統ラインの間に設置しました。IGN信号の入力ラインは意図的に接続しませんでした。

VSRはCutin 13.3V Cutout 12.8Vで、どちらかの電圧が13.3Vを超えると自動的に接続されるので、太陽電池がフル稼働の昼間にはサブバッテリーを充電しつつメインバッテリーも接続して充電、夜間はサブとメインは切り離し、走行時はオルタネータの電圧でサブバッテリー側も充電と、理想的な動きができました。

 

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②リン酸鉄リチウムイオン電池に換装(容量同等または少し減少)

鉛蓄電池180Ahではウインドクーラーは約3時間動くような感覚でした。主な使用用途は夏の海水浴に行った時の昼間の避暑です。

※嫁が車中泊NGなので真夏の夜間は想定の埒外。私一人旅のときは山に向かうのでクーラー不要というオチ。

電池がへたってもいないので交換する意味は、「情報収集してたら趣味でやってみたくなった」以外にないのですが、やってみました。

小遣いの範囲内で予算6万円程度として生セル+BMSを選定するところで、やはり人柱モード発動しました。(好きで地雷を踏みに逝っている…)

換装を思い立った時期には180Ahのセルで以下のような際物がありました。

このセルは「際物」と書きましたが、ある時期(3か月間ぐらい???)にしか出展されていなかったものです。高さが低く抑えられるが充電電流が多く取れない(0.5C)のが特徴でした。

 

このセルは横幅が広く高さが低いので”サードシート下のレイアウト自由度が高いかも”、

4個並べると鉛90Ahx2の奥行とサイズピッタリなので、”仕切り直しの工作しなくてもよいかも”、

”容量8掛けだとしても、144Ahぐらいはあるのでは…鉛は7掛けとか聞くので使い勝手は悪くはならないのでは”、

という色気を出してぽちりました。

BMSはJBDのスマートBMS(BT/Xiaoxiang App)120Aをチョイス。

あと、安全策でActive Balancer を購入しました。(安定化電源持っていないので初期セルバランス取りができないのと、メンテ頻度は下げたいので)

コストは、バッテリー部分は送料込々で50,000円。

 

皆さん、木工がお得意なようですが、当方不得意なので、ガムテープ(オカモトの強力なやつ)でセル固定を行っています。固定目的は端子やバスバーが振動で緩まないことだよね???と信じて。セルが膨れたらどうせ何やってもダメなんだし…

※動作確認中ですので、メインライン等はテンポラリ配線です。

 

③ バッテリ換装後の運用やBMS設定

バッテリ換装の少し前にRenogy 50A走行充電(ソーラー充電付)も購入しましたが、ソーラーパネル電圧が55Vと高かったため、機能が発揮できず(PV25Vまで)、BT付走行充電装置としての運用のみです。使えると思っていたサブバッテリー側が満充電になったらメイン側を補充電する機能が使えないのは痛いので、1990年代から愛読させていただいているWEBサイトに記載があった、抵抗+ショットキーダイオードをRenogyに平行に配線しています。

メインバッテリーに補充電は細々とされているようでエンジン始動は問題ないですが、クーラーやライトONで電圧が落ちるので、バッテリーかオルタネータがへたってきたかもしれません。バッテリーであれば可能ならLTOに置き換えたいと考えています。

 

BMS設定は、セルの長持ち「軽視」です。セルがへたったらセルだけ交換すればよいとの割り切りをしています。

Cell Over voltage disconnect 3.605V - return 3.55V  Battery Overvoltage 14.4V

Cell Under voltage disconnect 2.7V -return 2.8V Battery Undervoltage 11.0V

この設定で、11.0Vから14.3Vまで充電量は145Ahでした。想定ピッタリでうれしいやら悲しいやら。ウィンドクーラーの稼働時間ですが、4時間とほぼ変らないか少し伸びたように感じます。

 

145Ahの原因ですが、1セルだけが充電時電圧上昇と放電時電圧降下の特性が少々劣っているようです。

QRコードが付いていない格安(再生?)品&トータル5万円のシステムなんでしょうがないですが、最初に8セル購入して特性を見極めて組み替えなおすべきだったかもしれません。次にバッテリ増強するときには1セル100Ahを4s2p構成(12.8V-200Ah)を並列追加とするか絶賛妄想中です。